ミレニアルズ・ファイル No.032:宮野谷希「日本に住まなくても平気?」
「なにジェネ?」の質問を通して、日本のミレニアル世代のリアルを伝える「ミレニアルズ・ファイル」。
第32回は単身でセルビアへ渡り、現在はサラエボで日本語教師を務めている宮野谷希さん。彼女が回答してくれたなにジェネ?の質問は「日本に住まなくても平気?」。
日本を離れて暮らすミニレアル世代が、サラエボ暮らしの魅力と理由をリアルに語ってくれました。
プライベートの時間を重視するサラエボの働き方は、“働き過ぎ“と言われる日本とは対象的で、「サラエボの働き方のほうが好き」という宮野谷さん。
彼女が大切にしているのは、自分の人生を楽しむこと。そして自分自身の選択で働き方や住む国を選ぶことだといいます。
同じ質問に、日本のミレニアル世代はどう答えているのでしょう?
「日本に住まなくても平気」と答えたのは56%とほぼ半数で、男女とも同じ傾向です。世界各国の回答結果に目を向けると、ヨーロッパ全体では実に84%が「自国に住まなくても平気」と回答。
特に、オランダとベルギーは90%以上が「はい」を選択しています。一方で、チェコとギリシャでは59%が「はい」を選択するという、日本と同じ傾向が見られました。
ヨーロッパ各国の回答結果と比較すると、「日本に住まなくても平気」という人の割合は少ないように見えます。
しかし、インターネットでどこでも人とつながれ、仕事もこなせる時代だからこそ、半数以上のミレニアル世代が「平気!」と答えられるようになった、とも言えそうです。
近い将来、自動翻訳の精度が上がり、誰もが言語の壁から解放されたら、回答結果はまた変わってくるかもしれません。
あなたは、日本に住まなくても平気ですか?