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ミレニアルズ・ファイル No.031:千津井由貴「日本は男女平等にはほど遠い状況?」

なにジェネ?」の質問を通して、日本のミレニアル世代のリアルを伝える「ミレニアルズ・ファイル」。第31回は、秋葉原「なでしこ寿司」の店長で、8年のキャリアを持つ寿司職人・千津井由貴さん。大学の入試で女子学生の得点が一律に減点されていたというニュースが話題になるいま、彼女が答えてくれた質問は「日本は男女平等にほど遠い状況だ」。寿司職人という男性社会のなかでキャリアを築きあげた彼女の目から、どう見えるのでしょうか?

お客から掛けられる「女の子なのに」という言葉に違和感を抱いているという千津井さん。その言葉の裏に隠れているのは「男性寿司職人というベクトルに、いかに近付けているか」という基準。市場では、魚を卸してもらえないこともあり、「女性の寿司職人」が認められていない現状は、「男女平等にはほど遠い状況」だといいます。同じ質問に、日本のミレニアル世代はどう答えているかというと…。

千津井さんと同じく、「そう思う」と回答した人が68%、「そう思わない」と回答した人のほぼ倍の割合になっています。男女別でもほぼ同じ傾向で、「そう思う」と回答した男性は64%、女性は71%と。多少の差はありますが、男女ともに「男女平等な社会ではない」と感じている人が多いことが分かります。

ヨーロッパ全体での回答結果を見ると、「そう思う」が64%、「そう思わない」が36%で、この数値だけを見ると日本と変わらないように見えますが、回答数多い国々のデータからは、日本とは異なる傾向が見られました。

傾向1:男性は「そう思う」が少数派、女性は「そう思う」が多数派の国々

  • アイルランド:「そう思う」→男性は47%、女性は69%
  • オランダ:「そう思う」→男性は44%、女性は69%
  • オーストリア:「そう思う」→男性は43%、女性は64%
  • ドイツ:「そう思う」→男性は39%、女性は60%
  • ベルギー:「そう思う」→男性は33%、女性は56%
  • ギリシャ:「そう思う」→男性は35%、女性は51%
  • チェコ:「そう思う」→男性は32%、女性は55%

一つは、男性と女性とで、多数派が異なる国々。男女の意識のギャップが浮き彫りになっています。

傾向2:男女ともに「そう思う」が多数派の国々

  • スペイン:「そう思う」→男性は75%、女性は92%
  • フランス:「そう思う」→男性は66%、女性は87%
  • イタリア:「そう思う」→男性は62%、女性は84%

日本と同じく男女ともに「そう思う」が多数派だった、スペイン、フランス、イタリアの3か国は、「そう思う」と回答した女性が8割〜9割にも上ります。傾向1の国々と比べると「そう思う」と回答した男性の割合は高いものの、それ以上に女性のほうが「平等ではない!」と感じていることがうかがえます。

これらの結果と比較すると、「男女平等については、日本の男女は、意識の差が小さい」といえそうです。

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